介護に関わること自体は資格を持っていなくても可能です。介護サービスを提供するには、ホームヘルパーとして自宅に訪問して介護者の援助をする場合と、老人ホームなどで介護士として働く場合の2種類があります。
前者の仕事を行う上では特別な条件はありません。
もちろん、適切なサービスを提供するには知識と経験は必要ですので、一定の研修期間を設けて、そこでしっかりと学習しなければいけません。
一方、後者の老人ホームの場合には、応募段階では条件はありませんが、結局は資格取得を促されます。
長期的に働きたい人は、より上級のものを取得するために、いろいろな研修を受けないといけません。
まもなく日本の高齢者の割合が3割を超える日が到来するでしょう。
そうすると病院や老人ホームに入居する人が増加していき、それに伴いヘルパーの需要もますます高まります。
そのような時代を見据えて、初めてヘルパーの資格を取得するときには、介護職員初任者研修の取得が最初の目標になります。
指定された講座を受講するだけで誰でも取得可能です。
年齢などの条件もありません。
ただし、受講時間は130時間程度もありますので、覚悟を持って受けましょう。
まずは介護職員初任者研修を目標にしてより上を目指すといいでしょう。
就職や転職を有利にするためにも、あらためて仕事をしたいと思っている主婦の人にとっても、受講することをおすすめします。
就職あるいは転職後に即戦力として活躍できるというメリットもあります。